店長ブログ
酒屋八兵衛 山廃純米 備前雄町
2013/10/15
毎度ありがとうございます。酒のマツヤマ2代目です。
季節外れの暑さが落ち着いたかと思えば、なんか肌寒さを感じる
今日この頃ですが皆さん、体調は崩していませんか?
さて、今日は当店でも人気の地酒「酒屋八兵衛」の山廃純米、備前雄町
のご紹介です。
まず、雄町という酒米についてお話をさせて頂きます。
お酒の原料米の中でも王者と言われる「山田錦」や地酒とは切っても
切れない程、定番の原料米として有名な「五百万石」の親とも言える米で、
大粒で心白が大きく昭和初期頃の品評会には「雄町の吟醸酒でなければ
上位入賞は厳しい」とまで評価された酒米でしたが他の酒米に比べ背丈が
高いので台風に弱い上に病害虫にも弱いという弱点があり次第に栽培が
されなくなってしまい一時期は、幻の酒米となりつつあった酒米ですが、
現在は雄町の素晴らしさが見直され一時に比べれば比較的栽培量は増え、
各蔵元も雄町を使った吟醸系の地酒も数量限定ではありますが流通して
きました。
ちなみに、この八兵衛にも「備前雄町」と書いていますが雄町の本場が
岡山という事から「備前雄町」と記載されています。
言われた「伊勢錦」の田んぼ。機会があれば、また
お話します。(^_^)
さて、風味ですが穀物を思わせる香りに熟した甘い果実の様な香りが
感じられ口に含むと滑らかな口当たりを感じた後に、膨らみのある旨味、
お米の甘さと雄町の力強さと素晴らしいキレの良さ感じる事ができます。
←少々量は少ないですが、少し黄色掛かった色合いをしています。
この酒の個人的な見解ではありますが、冷(常温)~45度位までの
お燗酒が美味しく頂ける温度帯ではないかと思います。
冷蔵温度では苦味が最初に出てしまう傾向がある気がします。
これからの季節におすすめですので是非、お試しくださいませ。(^_^)
原料米:岡山県産 雄町
アルコール度数:15~16度 日本酒度:+4度
価格1・8L 2,800円 720ml 1,400円